南海マリーナ

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9月20日(金)今日の一言コメント

あっという間の一週間でした。

今年は気温が異常とも思える程高い影響か、水温が高くなる夏以降カキ(正確にはフジツボです。)が大量に付着して全くスピードが出なくなってしまった船が多いようで、ボートパークに係留保管されているビジターのお客様が連日のように船底清掃に来られています。

取りあえず、高圧洗浄場所は1箇所しか設けていませんので、友人同士でも無ければ高圧洗浄は1日1台のみの予約制となっていますが、そのまま整備や艤装されるお客様も多く、本日夕方に2隻下架したにもかかわらず、未だ5隻が上架されています。

かつては作り過ぎた事もあって、これだけの量の船台を同時に使う事は一生無いと思う位、敷地内には空き船台がゴロゴロと転がっていたのですが、最近では再び船台が足りないかも、と思えるような状況となって来ました。

また、冬場になれば暇になるでしょうから、今年の冬はいくつか船台を作ってみようかとも考えています。

なお、この船台を使う事は一生無いかと思い、第2駐車場の奥に直しこんでいた異常な位大きな船台ですが、本日、51フィート艇を上架するために隣の敷地から引っ張り出して来ました。

場所さえあれば捨てずに置いておけば、いつか役立つことが多々あります。

上架後、最近大活躍のクレーン車『プロフィア』で発電機を積込します。

このプロフィアでボートを吊り上げる為の枠について、9月6日の記事で新たな物を作る為の図面(マンガ)を書いていると書きましたが、先週から暇を見つけては作り始めています。

いくつか書いて最終的に上の絵を採用し、作り始めたのですが・・・

ここまで出来た段階で手が止まってしまいました。

図面では穴の開いた側の角パイプにプレートを溶接してファンドリーフックをプレートに直に溶接する予定だったのですが・・・

いざ溶接する段になってファンドリーフックのサイズを計測してみると、高さが15cmもあるではないですか!

使わない部分の輪っかになっている所を切り落としたとしても11cmあります。

荷台の床に直に置いた時の高さが高いから作り直す必要があったのであって、作り直したとしても11cmもあるのであれば、9cmのりん木の上に船を置いた後に船の下に滑り込ませる事は出来ません。

一旦作業を止めて考えます。

早朝も、お風呂に入っている時も、夜寝ている間もしばらく考えていたと思います。

ふと、ある日、作りかけの枠を眺めていて、それこそ【降りてきた】としか考えられない発想が湧いて来ました。

忘れないうちに材料を切って・・・

ちゃちゃっと溶接して・・・

蓋をしていない側の角パイプに差し込んで溶接。

最後に上のプレートに溶接用ポイントを付けて完成です。

今回はもしかしたら20~30年後も使われているかも知れない可能性も考慮して、念には念を入れてポイント部分他主要部分は隅肉3層溶接しています。

別にフックを溶接するのではなく、同じサイズの角パイプに抜け止めのプレートを付ける事でフックの代用品として利用しています。

以前作った物と並べて見ると、フック部の高さは25cmから10cm、フックを除く角パイプ部分の高さも15cmから5cmと格段に低くなりました。

更に、以前の物だと85kgあった枠の重量ですが・・・

ニューモデルでは56kgまで軽量化されています。

今回の物はかなり良いデキで、気に入りましたので、自分で作っても滅多に使わない少々高い塗料・エポローバルを塗って仕上げます。

本日、一旦塗ってあった赤さび塗料を剥離してエポローバルを塗装してみました。

後は、また暇な時に好きな色に上塗りします。

なお、今回の枠作りはこれで終わりでは無くて、来週、もう1種類別の物を作ります。次の物は以前からいくつかの陸送屋さんが使用しているのを見て非常に気になっていた種類の物です。

多分、興味のある方以外には全く面白くない話かと思いますが、お付き合いいただけましたら幸いです。

 

なお、こちらもマニアックな音楽の話ですが・・・

【四人囃子(よにんばやし)】という日本のプログレッシブロックバンドが1974年に出した『一触即発』というアルバムがあり、最近、このアルバムが耳に心地良くてずっと聴いています。

このアルバムが録音された当時のメンバーの年齢は概ね20歳。

今、改めて聴き直すと20歳でこの作曲能力、演奏技術は化け物並みだと思いますが、初めて聴いた30年前は子供の日記の様な抽象的な歌詞が気になって良さが解らず、最近になってやっとその凄さが解ったバンドです。

特にドラムの岡井大二さんが凄くて、未だに50年前のアルバムタイトル曲・一触即発のドラムのコピーに苦労しています。ですが、コピーしていてこれ程楽しい曲も少ない位の面白いリズムパターンです。

聴いて頂けましたら幸いです。

 

それでは今週末の予報です。

今週末は中国に向かって行ってしまったかと思われた台風14号がUターンして日本海に沿って東に向かうようです。

明日・土曜日は2メートル後2.5メートルの波予報となっています。

しばらく前から海上では結構大きなうねりが入って来ていますが、明日は更に強めの南風の予報となっていますので、出航は厳しいかと思われます。

明後日・日曜日は3メートル後2.5メートルの波予報です。

日曜日の早朝は土曜日より更に南風が強そうです。お昼前後には一度弱まるようですが、その後はかなり強めの北風に変わりそうですのでこちらも出航は厳しそうです。

なお、先週に続いて今週も3連休となっています。

連休最終日の月曜日ですが、現在波予報は未だ出ていません。

ただ、GPV気象予報やウインディで確認する限りでは、かなり強めの北風の予報となっており、月曜日に関しても出航は厳しいかと思われます。

 

今週末は3連休の為、天気の善し悪しに関わらず土・日・月の3日間、早朝よりマリーナを開店しております。

皆様のお越しをお待ちしております。

 

出航判断の参考に下記リンク先をご利用ください。

GPV気象予報

ウインディドットコム

気象庁 和歌山県の天気予報

ヤフー天気予報和歌山県北部

バイオウェザー週間気圧配置図

和歌山県付近の風情報

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月13日(金)今日の一言コメント

今日は嫁と2人だけの出勤日にもかかわらず、お昼ご飯もろくに食べられない位に忙しく、この記事を書き始めたのも20時30分からですので、今回の記事はかなり簡素なものになる予定です。

何がそんなに忙しかったのかは一言では言えませんが、お客様の上下架、ビジターで船底作業に来ているお客様のボートパークへの送迎、結構前から取り掛かっている船底作業、橋梁調査の会社様のチャータークルーズ、メンテナンス修理後の試運転等、取引先の業者様の新任の挨拶や1時間おきに掛って来る営業の電話など、それこそ2人でこなすには多すぎる作業内容です。

その内でも、チャータークルーズ、いわゆる運転手付きのボート貸出ですが、概ね1~2年毎に同じ会社様から依頼を頂いており、少し遠い場所まで行く事もあるのですが、今回は直ぐ近くの紀ノ川大橋でした。

このような感じで橋の右岸側から左岸側に向かって橋桁をかわしながら丁度左から1/3の辺りを橋に平行に歩くスピード以下でゆっくりと移動して行き、指示があればその場でピタッと止めて待機という仕事です。

風もあり、流れもある為、なかなかにピタッと良い位置を流す事は難しいのですが、それでも今回は3回目となりますので、概ねお客様が望んでいる航跡は把握できています。

今回は上手く運転できたのか、同じ箇所を調査した3年前より30分程短い時間で完了しました。

船から戻ると色々と電話や来客があったようですが、知らん顔して船底作業用の道具作りをします。

鉄板をガスで半円形に切って・・・フチを刃物のように磨きます。

端材のステンレスの寸切りを半円に溶接して・・・完成です。

何の道具かと言えば・・・

とても手が届きそうに無い深い排気管の中の貝を掻きだすために使います。

その他今週は新規のお客様の船台の陸送、

長時間乗ると調子が悪くなる船外機艇の症状が出るまでの試乗等、結構バラエティー豊かな仕事をさせてもらえた一週間でした。

ただ、どんなに楽しい仕事だとしても仕事だけでは飽きが来る為、今週の定休日は久しぶりに西国のお参りに行って来ました。今回は後2つのお寺のみで満願となる為、少し早めに家を出て琵琶湖に向かいます。

1時間の余裕をもって到着しましたが、残念な事に下の看板の通り全便欠航となっていました。

今週で6周目の満願の夢は破れましたが、せっかく長浜まで来ていますので、あと少し脚を伸ばして岐阜まで向かいます。

途中、何やら見た事が無い形のバスが走っていましたので、写真を1枚。

私の大好きなロシアのUAZというバンにも通じるような、何とも言えない可愛らしい形です。

よく見ると・・・フロント部分に見慣れた船舶検査済票が貼ってあります。

ネットで調べて見ると、水陸両用車らしく、いくつも画像が上がって来ます。

 

話はそれましたが、今回は満願は出来ませんでしたが、一応33番札所である谷汲山華厳寺に先にお参りして来ました。

華厳寺の本堂前の柱には青銅製と思われる阿吽の鯉が飾られています。精進落としの為に満願した後にこれに触れるのが慣わしらしいのですが、今回は未だ満願していませんので、触れずに帰って来ました。

しばらくは忙しいので満願は11月以降になりそうです。

簡素なものになりそうです、と言った割に結構長い文章になって来ましたが、最後に!

最近気に入って聴いているプログレッシブロックバンドがありここで紹介します。

ちなみに、何を持ってプログレッシブロックと定義するのか?ですが、曲が長い、変拍子を多用、ジャズやクラシックなどとロックを融合させている等々色々あるのですが、ピンクフロイドのようにほぼ変拍子を使っていなくてもプログレの代表的なバンドと扱われるものもあり、一言での定義は難しくあります。

やはり私の好きな音楽の原点はキングクリムゾン、イエス、ELPあたりでしょうか。

その、キングクリムゾンの初期の雰囲気を漂わせる日本の若者のバンドをたまたまyoutubeで見つけて結構気にいって聴いています。

曇ヶ原というバンドの『くじらの歌は聴こえない』という曲です。

 

異論もあるでしょうし、この手の音楽が好きな人は少ないかもしれませんが私的にはアリです。

 

それでは今週末の予報です。

今週末は明日・土曜日は1メートル後2.5メートルうねりを伴うという予報です。

午前中は比較的風も穏やかなようですが、午後以降は少し南風が出るようです。

 

明後日・日曜日は2.5メートルの波予報となっています。

明後日は午前中から既に南風が吹く予報のようで、出航はお勧めしにくい予報となっています。

台風の影響もあるのでしょうか?昨日加太方面に試運転に行きましたが、既に結構波長の大きいうねりが入って来ていましたので、進行方向を変えた位でした。

出航を予定されておられるお客様は直前の予報を再度確認して後にお越しください。

 

今週末も、土日両日共に早朝よりマリーナを開店しております。

皆様のお越しをお待ちしております。

 

出航判断の参考に下記リンク先をご利用ください。

GPV気象予報

ウインディドットコム

気象庁 和歌山県の天気予報

ヤフー天気予報和歌山県北部

バイオウェザー週間気圧配置図

和歌山県付近の風情報

 

 

 

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