nankai-marina | 南海マリーナ

早くも、4月に入りました。

しばらく暖かい日が続きましたので、マリーナの横の土手の桜も既に満開です。

なぜか毎年この時期は非常に忙しく、ここしばらくはまともに花見にも行けていませんが、堤防の桜と朝の通勤時の和歌山城の桜に心癒されています。

かつては花など見てもお腹も膨れないし、価値無しとまでは言わないにしても、買ってまで育てる事は一生涯無いと思っていましたが、50代の半ばを過ぎて、『あぁ、可愛らしいな・・・』程度の愛着が湧くようになって来ました。

南海マリーナのクラブハウスの前でも現在、色々な花が咲いていて、朝夕の開店・閉店時間に眺めるだけでも、少しだけ優しい気持ちになれるような気がしています。ほんの少しだけですが・・・

話変わって、今週の定休日は、ずっとずっと見たいと思っていた映画、『オッペンハイマー』がやっと公開されたとの事で、早起きして準備をし、朝の第1便から会社近くのジストシネマに出掛けてきました。

昨年夏に観た『君たちはどう生きるか』が自分の感覚に今一つ合わなかった為、それ以来映画館に行くのを控えていたのですが、同時期の昨年7月にアメリカで『オッペンハイマー』が公開され、すごく評判が良いのですが、原子爆弾を発明した科学者オッペンハイマーの伝記である為、世界唯一の被爆国である日本での公開は色々な障壁があってなかなか決まらず、もしかしたら公開されずに終わってしまうかも、とまで考えていただけに本当に待ちに待った映画の公開です。

11月にフルハップの懸賞で当たった映画鑑賞券をこの日の為に大事に取って置きました。

映画を観に行く前日も、あまりに楽しみにしていた為、夜も早く寝れずに睡眠不足で出かけた程でした。

観てきた感想を率直に書きます。

3時間の長編映画ですが、後半1時間半程度は睡魔との戦いでした。

つまらないとは言いませんが、少し・・・いや大きく物足りない部分があり、また、吹替えで見る事が出来ればまた違ったかも知れませんが、裁判、聴聞会等の会話の場面が多く、常に文字を目で追っていかないと内容が掴みにくい事から前半で疲れてしまったのが原因かも知れません。

人によっては最高と評価するかも知れませんが、私自身は期待が大きすぎた反動か、少し残念な結果だったと言えます。

まだ、公開が始まったばかりなので内容についてのネタバレはしません。恋人のジーンとの2回のセックスシーンでは最近では珍しいトップレスということもあって多くの人の眠気も吹っ飛ぶかとは思いますが、それでも、内容的には少し物足りなさが残ります。

映画の後は、早く使ってしまわないといけない株主優待券が余っていたので、スカイラーク系列のお店の『とんから亭』へ。

優待券の権利を取った後の暴落が多い為、私自身は優待券付の株を買うのは好きでは無いのですが、一昨年の正月に、長崎のガストで食べた唐揚げ定食があまりに美味しくて、旅行から帰って直ぐにすかいらーくグループの株を買って以来の付き合いです。

毎年、9月と3月の末まで持っているだけで17,000円分の優待券が2回届くのでそこそこの頻度で食べに行かないと使い切れない事になります。

この日はザルソバとソースかつ丼のセットですが、カレーをかけ放題というサービスが付いていますので、半分食べた後はこちらのメニューがカツカレーとカレー南蛮ザルソバになります。

この日もお昼1時半過ぎに行ったのですが、ほぼ全ての席が埋まっていましたので、当分株価は下がらないかと思っていますが、買い増しするには上がり過ぎてしまいましたので、しばらくの間、保有だけしておいて優待券分だけ楽しませてもらうつもりです。

今週も最後は仕事の話題とします。

最近は船ブームも少し落ち着いて来たようですが、相変わらず、釣りのブームは続いているようで、乗合船やチャーター船で釣りに目覚めた後、ご自分で新たに船を所有される方が増えています。

南海マリーナに保管されておられるお客様は信頼できる販売店様から購入される方が多いのですが、偏見が過ぎると怒られるのを恐れずに言わせて頂くと、ボートパーク等に係留されておられるお客様の中には、ヤフーオークションでの個人売買やメンテナンスは一切行わない仲介のみの業者様から購入される方も多くおられます。

購入後にご自分できちんとメンテナンスできる、もしくはそのような業者様に診てもらえる準備があれば、通常より安く購入できる可能性もあり、それはそれで否定する理由は一切ないのですが・・・

中にはあまりに基本的な知識が乏しいままに船に乗られている方も多く、あまり程度が良くない船をそこそこに高額で買って来られている方がいるのも見かけます。

最近はそういう方法で購入したお客様の船のメンテナンスをお断りする業者様も多くなってきたようで、南海マリーナでも最近では全くの新規のお客様から持ち込まれる中古艇のメンテナンスをどこまでお受けして良いか、全く素性の判らない船をメンテナンスするリスクを取っても良いのかを考えて行かないといけない位、多くの修理の依頼を頂いています。

メカニックを有り余るほどに多く抱えているならまだしも、少ない社員と外注業者で回している現状ですので、扱える作業にも限度があります。

そのような現状でありますので、保管艇のお客様のメンテナンスを最優先にする為、ビジター様のメンテナンス・艤装作業等は制限させていただく事もあります。ご了承いただけましたら幸いです。

と言ってもBANからの依頼があれば、断るのが嫌で、相変わらずホイホイと救助に出掛けてしまいます。