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8月22日(金)今日の一言コメント

先週の定休日はお盆の期間中という事もあって、遠出をすると渋滞に巻き込まれる恐れもありましたので、近場でおとなしく過ごしましたが、今週は通常の平日ですので、少し遠くに出かけます。

但し、早朝から出かけて一日中遊ぶ・・・となると体も疲れますので、午前中は家の中の涼しい部屋で、溜まった本を読んで、お昼過ぎから出かけます。

今回の目的地は奈良です。

奈良にも西国三十三所のお寺が数カ所あるのですが、今回はかなり暑い日でしたので、駐車場で車を降りてから納経所までの徒歩による距離の長い所、具体的には壷阪寺、長谷寺、岡寺の3ヶ所は避け、興福寺・南円堂を目指します。

和歌山の自宅を出る時、外気温は34℃位だったのですが、橋本では37℃、五條市では38℃とだんだんと車が表示する外気温が上がって来ます。

それにしても、この京奈和道、岩出根来ICから御所までの50km以上乗って無料ですから何とも有難い道路です。

全線開通すれば有料になるとの話ですが、私が使うのは主に和歌山から橋本もしくは五條までですので、このまま開通しないで無料のままで居てくれれば嬉しいのですが。

御所ICで京奈和道を降りて以降はこちら方面に来る度の相変わらずの渋滞となり、目的地まで残りたったの30kmなのですが、なかなか進みません。

やっと到着したのは16時を少し回ってからでしたが、驚くべきは左上の外気温の表示です。

夕方近くになっているにもかかわらず、何と、39℃と表示されています。

以前から奈良・京都は暑い、というイメージでしたが、実際に和歌山とこんなに差があったのかとあらためて実感しました。

やっとの思いで興福寺 南円堂に着き、無事に納経時間内にお参り出来ましたが、右を見ても左を見ても周りに居るのは海外の方ばかりで、首に輪袈裟を巻いて一生懸命お参りして納経帳・軸装納経帳・八角形の西国観音曼荼羅の三つに朱印を押してもらっている日本人は私達だけでしたので、少々奇異に映ったのではないでしょうか。

その興福寺ですが、今年の春から五重の塔の修復工事が始まったようで、今回は大きな幕に覆われていました。

120年ぶりの保存修理工事との事で、今後7年間ほど姿を見る事は出来ないようです。

下写真の通り、非常に美しい塔ですので修復の完成を楽しみに待ちます。

遊びに行っているばかり、と思われるのもなんですので、仕事の話も少し。

先々週あたりから船底作業がいくつもあり、昨日・本日も2日掛けての作業です。

基本的に夏場は忙しすぎて船底作業の依頼はお受けしにくいのですが、昔から毎年続けて依頼を頂いているお客様、もしくは見るからに高齢でご自分では作業しにくいだろうな・・・と思うお客様にはどうしても断り辛く、日程的に厳しくてもお請けさせて頂いていたりします。

毎年こちらで作業させて頂くお客様に関しては、上架前から大体の状況は想定できるのですが、初めてのお客様の場合、上架するまでどんな状態か全くわからず、揚げてから頭が痛くなる事が多々あります。

今回は上の写真のように一見はカキ(藤壺)も少なく、作業が楽そうだったのですが、何年、もしくは何十年も塗料を上に上に塗り重ねていくばかりの作業を行っていたようで、4時間以上高圧洗浄機を掛けて、分厚くなった塗料を剥がしたのですが、水に浸かっていない部分は高圧洗浄機ではどうしても落とせずに、下の写真のようにまだらに残ってしまいます。

今回はこの高圧洗浄機では落ちない部分を手作業でスクレーパーで剥がし、船底塗料を塗る前に一旦元のゲルコートの状態にリセットします。

高圧だけを掛けて上から塗料を塗ってしまえば、ほとんどの方はここまでした後に塗ってあるとは気付かないままとなるでしょうが、今回は以前使っている塗料の種類が何か判らず、上から別の塗料を塗った際に化学反応を起こして浮き上がってくる事がある為、一旦剥がしてしまいたかった事と自分なりの仕事へのプライドから割に合わないとは判っていながらも過剰な作業を実施しました。

これで毎年同時期に依頼頂けるのであれば、今回の作業も次回から自分が楽に作業できる為と思えば左程の苦労ではありません。

 

重曹ブラストを使用出来れば、下写真の状態までもっともっと楽に持って行けるのですが・・・ブラスト用の重曹が結構な値段ですので、お客様からの依頼が無ければ使う事が出来ません。

 

ちなみに普通の高圧洗浄機ではなかなかここまでは塗料を落としにくく、今回は私専用の高圧洗浄機を使っています。

写真左が普段ビジターのお客様に貸出している蔵王産業のジェットマンGCD1815、右が今回使用したGCD2216です。

左の物に比べても遥かに吐出圧力が高く、少し古い船に使用した場合などはあまり近づけすぎるとゲルコートを割ってしまう為、お客様がご自分の船の作業用にするには少々危険が伴う為に貸出機とはしていません。

ちなみに左の貸出機のGCD1815ですが、一見外見は古いのですが、2年に1回位の割合で焼き付き等の故障に見舞われていますので、中身はその都度新しい物に入れ替わっています。

新品購入なら60万円程度、中身の入替だけだと30万円ちょいで済みますのでどうしても修理(中身の入れ替え)の方になってしまいます。

この威力の強い高圧洗浄機があるからこちらに上架してくれているお客様も多く、故障して使えないというような事態は絶対に避けなければならず、右のGCD2216は左が故障した時の予備としていつでも使えるようにしています。

かつて2台体制で営業していた際に、1日に2台が故障した事が一度だけありましたので、更に念には念を入れて、給油スタンド前の道具倉庫にもGCD1815の新品に近い物をもう一台待機させています。

マリーナの運営は結構な経費が掛かり、多くの方が思っているほど「濡れ手で粟」ではありません。

ですが、うっとおしい顔をしているより、どんな事があっても余裕の顔をしている方がずっと格好良いとも思っています。

 

 

それでは、今週末の予報です。

 

明日・土曜日は1メートル後1.5メートルの波予報となっています。

明日・土曜日は、一日中それ程風が強く無さそうな予報のようです。

出航には問題ないかと思われます。

 

明後日・日曜日も現時点では1メートル後1.5メートルの波予報となっていますが、土曜日と同様にそれ程風は強く無さそうです。

 

今週末も土日両日共に早朝よりマリーナを開店しております。

皆様のお越しをお待ちしております。

 

出航判断の参考に下記リンク先をご利用ください。

GPV気象予報

ウインディドットコム

気象庁 和歌山県の天気予報

ヤフー天気予報和歌山県北部

バイオウェザー週間気圧配置図

和歌山県付近の風情報

海天気.JP(友ヶ島灯台の天気予報)

海天気.JP(初島沖の天気予報)

 

 

 

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